Concept
デザイン
この世界では、より欲求を満たすために次々と新しい需要が生まれ、人々は新しいモノやサービスが登場することに慣れきっている。しかし、所有欲は満たされることなく、常に新しいものを求め続けている。その中で、わずかな人たちだけが、ものに邪魔されずに生活をしている。彼らが求めているものは、新しく独特なものではなく、シンプルで長く持ち続けられるもの。贅沢を誇示するものではなく、高品質で多目的なもの。所有しすぎないことで、道具に自由を奪われることを阻止している。
デザインも同じだ。デザイナーは、自分の趣味や才能をひけらかすことなく、ひっそりと役立つ姿勢を持たないといけない。特化したものではなく、広く使えるもの。短命なトレンドではなく、永遠に続くものに着目するべきだ。周囲の環境が変化する中でも変わらないということは、必ずしも停滞を意味するものではない。それは時流や流行を超えたものであるということでもある。純粋なかたちだからこそ、過剰な装飾やマンネリに陥る必要もなく、決して飽きられない。誰一人として、大自然を飽きないのと同じである。派手で見栄えのよいものをつくるのは簡単だが、いずれ風化し、空虚が訪れる。長きに渡り残り続けるものは、一瞬の流行には影響されない。優れた作品は、ハリボテの価値しかない数多に埋もれず、センスが煌めくシンボルとして生き残って来た。
雑音に耳を貸すことなく、真実の価値を目指していくもの、それがデザインです。
0 〜 94 のこと
00
お客様の好みは常に変わるので必ず0に。
お客様に接するときは必ず0にしてからお話をする。
人もデザインも接客も全て時と同じように動いているから。
1カウンセリング
お客様の生活習慣や日々の髪の毛のお手入れ方法、
お手入れの力量、使うセット剤も聞く。
それにより、使うハサミ、カットの仕方も変わる。
2知ること・伝えること
お客様が何を求めているのかを知ること。
知ることによりデザインが決まる。
お客様の知りたいことを伝えることが使命。
伝えることはたくさんあるので何を知りたいのかを探り出すこと。
3髪との会話
髪の毛と真剣に向き合いその髪がどこに落ちたいのか話す。
デザインをすると、自然と髪の毛が話しかけてくる。
4変化
変化を楽しみながらデザインをする。
人の人生も常に変化をしている。
変化と共に好みも変わる。
そして好むデザインも変化していく。
だからこそ変化を大切にしている。
5新天地
クリエイター。
6不変
お客様の中で常に一定のスタイルを好む方がいる。
それは素晴らしいことだと思う。
こだわりを大切にすることも必要な時がある。
7バイオリン
ハサミがバイオリンを弾くように動く。
ハサミが髪の毛で音を奏でる。
8/5道具
命。
9平井印
必ずカットの最後に平井印を入れる。
限界まで絞り出した最後の仕上げが平井印なのだ。
10美容師としての使命
お客様が毎日髪に悩むことなく、
いつも「素敵だ」と言われる人にしてあげたいと思う毎日。
そのために、家でのお手入れがとても大切なことだと思う。
だからこそ、しっかり伝えることがとても大切なことだと思う。
11美容ばか
単純に美容が好き。
全てのことが気にならなかった。
12艶
髪の毛の艶がなくして物語は始まらない。
13きれいな髪がきれいなデザインを作る
きれいな髪こそが素晴らしいデザインを作ることができる。
髪は必ず蘇る。焦らずゆっくりと楽しみながらケアをする。
14悲しいこと
お客様の使うセット剤はとても重要だ。
しかし、スタイルに合ったセット剤を使っていない方が
とても多いのが悲しい。
15美のパートナー
お客様にとって、美のパートナーになりたい。
また、私にとっても薬剤との出会い、ディラー、メーカーとの出会いは
美における良きパートナーです。
16分身
自分がお客様の髪になる
心なのか、脳なのか、目なのか
分からないが自分自身が髪に乗り移る